うつになりやすい人

ここでは、うつ病になりやすい人の特徴と、うつ病から回復するための会社での対応方法を、自分なりの解釈で記す。

  1. プレッシャーに弱い人
  2. 他の人から何かを指摘されたとする。そうすると、指摘された内容よりも、指摘されたこと自体に拒否反応が生じてしまう。
    拒否反応が出れば、指摘された内容自体はまったく頭に入らない。

    このタイプの場合、指摘された内容を充分にかみ砕くことが重要だ。 指摘された内容をメモでもして、一字一句、細かく見てみるといい。
    「これは仕事で聞くのだ」と思えばいい。感情的に何かをしてくる人に対しては、冷静に対応すればいいのだ。
    わからないことは、充分に確認するべき、これが回復への一歩だと考える。

  3. 責任感が強い人
  4. 自分で全部背負い込む人は、うつ病になりやすい。全部自分でしないと気が済まない人などだ。

    会社は、ひとつの仕事を一人でしなければならないことは無い。1社員の責任は、会社全体の責任だ。 悪質でない場合、社員に対して責任をとらされることはない。原則、上司が責任を持つ。
    その上司が責任をとれない場合は、その上司と、段々とエスカレーションしていく仕組だ。
    なので、できない仕事は断ればいい。「今はこういう状況なので、できません。」と。
    ここで「しなければならない」になっている場合は、1回だけ、あきらめてみよう。

  5. 他人の意見をすべて受け止める人
  6. 新しいことを始めるにあたって、他の経験者の意見をすべて聞いて、そのとおりに動くことは、極めて危険なことだ。 意見をすべて聞くことは、本人の思考能力を奪ってしまう。

    必ず、ひとつひとつに対して理解しようとすることだ。
    ひとつひとつに対して、必ず理解すること。これが最も大事である。
    理解していく中で疑問に感じた場合、すべて聞いてみよう。煙たがられるかもしれないが、一回聞いたら理解の幅が広がるはずだ。
    繰り返していくうちに、段々と確認することが減っていくはずだ。

  7. 妥協できない人
  8. ひとつの事柄に対して、何も妥協できない人も、うつ病になりやすい。 すでに自分の作業手順のレールが完成しており、そこから外れることを極端に嫌うからだ。 なので、環境が変わって、レールから外れなければならない時に、パニック状態になってしまう。

    それは、柔軟な発想になっていないから。基本的に、臨機応変にやっていくのは重要だと考える。 臨機応変といっても、今度は逆に極端になってしまう場合があるが、これも間違いである。 基本のレールを用意し、多少レールから外れても、そのレールに戻ろうとしなければならない。
    要は、芯がぶれないことである。

  9. 正直な人
  10. 正直な人は損をしていると考える。これは、すべてを正直に生きているのは本人の美徳だと考えているからだ。
    しかし、同時に、他人への配慮が欠けた行動でもある。 配慮する、という考え方を捨てて、自分一本で進むとこうなる。

    もちろん、他人への配慮が必要である。 そのことによって、場合によっては、真実を言わないことも大切だと考える。
    別に嘘を言えと言う気は無い。
    配慮、思いやり、気遣い、要は他人への愛情である。

  11. 他人に興味が無い人
  12. 逆に言えば、自分にしか興味が無い人である。自己中心的になりやすい。 他人への配慮ができなくなる。

    他人の興味を持ってみよう。まず名前を覚えること。次に年齢、住所、職業。 住所録をつくる気持ちで、他人について知ろうとする気持ちが大切である。

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